大建工業は9月14日、全国初となる体感に特化したショールームを東京・秋葉原にオープンした。
従来の商品展示型のショールームとは異なり、収納方法や防音の効果について専門家に学びながらプランを検討できる。建材メーカーとして、エンドユーザーに商品の利点をより理解してもらうことが狙いだ。
新ショールームは、旧秋葉原ショールームをリニューアルする形で誕生した。昨年秋にTDYの新宿ショールームがオープンし、都内の拠点が2カ所になったことから、新宿を商品展示型とし、一方、秋葉原を体感型とした。
目玉は入り口左手に設けられた収納コーナー。コーナーの手前には200㎜、300㎜、450㎜、600㎜と4つのサイズの異なる透明な箱が並ぶ。その中にはポットや文庫本などさまざまな生活用品が収められている。「ここでは、どこに何をしまいたいか、ニーズを引き出してプランニングします。例えば文庫本ですと200㎜のサイズで十分ですので、450㎜の奥行きは必要ありません。」(倉本浩幸秋葉原ショールーム副館長)
収納力を透明ボックスで分かりやすく
また、壁には食器やビンがどのくらいの高さかのパネルも掲載。ユーザーは所持する生活用品をもとに、どういった収納を選べばいいかの目安が分かる仕掛けだ。
さらに、新設されたリフォームコーナーでは、床の上張りをした際にどのくらい床のレベルが変わるかの実物が見られるほか、思いやりコーナーでは重りを体につけて高齢者を擬似体験しながら、高齢者対応商品を体感できる。
展示面積は約140坪。イベントの開催も定期的に行う。

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