現在、集団感染の被害を拡大しているノロウィスルを抑制できる―そんな大建工業(大阪府大阪市)の建材が注目を集めている。「おもいやりシリーズ」の抗ウィルス機能"ビオタスク"を付与した商品がその抑制効果を有しており、医師100名への調査では87%が使いたいと回答した。
ノロウィルスは、感染すると吐き気、嘔吐、下痢などの症状を引き起こすウィルスとして知られており、冬の時期に発生が多くなる傾向がある。二枚貝の生食による感染のほか、少量の接種で感染が成立することから嘔吐などによるウィルスの飛沫だけで人から人にうつることから、感染力の強さも特徴だ。
"ビオタスク"を付与した「おもいやりシリーズ」は、手で触りやすい「にぎりバー」等に抗ウィルス塗料コーティングを施してある点が特徴で、ノロウィルスの場合、24時間の時間経過で99%以上ウィルスを抑制できる。また、インフルエンザウィルスに対しても効果があり、同様に99%以上の抑制効果が証明されている。
"ビオタスク"を付与したおもいやりシリーズの「にぎりバー」
昨年4月には医師の評価を受けた商品として「AskDoctors医師の確認済み商品」の認定を取得。「特に高齢者、小児の利用施設には有効だと考える」などの評価を受けた。
商品は、壁やドア、収納家具などをラインアップ。特に手すりの需要が高く、一般住宅のほか、高齢者向けの施設でも採用されている。

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