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LIXIL過去最高売り上げ、利益更新《決算》

LIXIL 過去最高売り上げ、利益更新《決算》

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 LIXILグループの2014年3月期決算の連結売上高は、前年度比13.4%増の1兆6287億円、純利益は同109.7%増の448億円と、いずれも過去最高を記録した。特に消費増税前の駆け込み需要で、国内の新築・リフォーム関連売り上げが771億円増加したことが大きく貢献した。
 営業利益は前年度比36.8%増の691億円だった。為替の影響による181億円の減収があったものの、売上高の拡大やコスト削減効果などで、予測値の700億円の近似値で着地した。

 ストックビジネスの売上高は15.1%増の3767億円を記録。これによる国内総売上に占めるストック比率が1.6ポイント向上し、28.2%となった。また、リフォーム商材の売上高は14%増の2826億円となり、商材全体における売上比率が31%と初めて30%を超えた。

 2015年3月期は、売上高8%増の1兆7600億円、純利益10%増の490億円を目指す。その中身として、「海外の貢献度が大きい」と藤森義明取締役・代表執行役社長兼CEOは話す。

 国内はリフォームが堅調に推移し同事業で224億円の増収を見込むが、新築住宅の需要減で285億円の減収と見ており、売上高はほぼ横ばいの1兆3300億円。営業利益も13億円の増益で690億円と前年と変わらない見通しを出した。

 一方、海外はペルマスティリーザの業績改善、前期途中に買収したアメリカンスタンダードの通年貢献などがあり1361億円の増収を見込む。営業利益も前期の倍以上となる190億円を予測。つまり、今期は海外事業で増収増益を図る計画を明らかにした。

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