建築資材メーカーの野原産業(東京都新宿区)は、床の衝撃音を低減する機能が高い「NSフロアー石張り下地工法」を熊谷組、泰成電機工業と共同開発した。
これは、乾式二重床工法で、パーティクルボード上の下地材に環境に配慮したガラス繊維不織布入りせっこう板を使用する。同板の上に針葉樹合板、下地の大理石を張り、その上にフローリングを施工。下地は大理石なので、乾式二重床の強度と床衝撃音低減性能が大幅にアップした。
一般に乾式二重床は床が低いと床衝撃音低減性能も下がるが、当工法では支持脚の仕様を工夫しているためこの現象も防止できる。
また床仕上げの高さが120mmでも施工可能なため、天井の高さに余裕がないリフォーム工事に適している。設計価格(材工)は3万5000円/㎡(表面フローリングの材工価格は別)。

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