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LIXIL障がい者就労センター「NIJI」開設

LIXIL 障がい者就労センター「NIJI」開設

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 LIXILは同社の障がい者社員のための就労センター「NIJI」を東京都江東区の「LIXIL WING」敷地内に開設、7月14日から業務を開始した。

 「NIJI」は「虹」を意味し、だれもが使いやすい「バリアフリー」や「ユニバーサルデザイン(UD)」と、環境負荷の少ないパッシブファーストの技術を取り入れた同社の新オフィス。アーキスタジオ川口の川口とし子一級建築士が設計を担当し、住宅設備・建材はすべてLIXIL製品を使っている。

 社屋は木造平屋建て388㎡。障がいを持つ社員だけでなく一般社員の健康や快適性、さらに環境負荷低減に役立つ様々な取り組みが盛り込まれている。エントランスには2方向からスロープを設置し、室内はすべてバリアフリー設計。

スロープが設置されたエントランス
スロープが設置されたエントランス

 高窓や天窓、通風・創風設計を採用し、日中の照明を使わず夏場の冷房も可能な限り使わない工夫を施している。

 また屋根上には太陽光10kWを搭載し、同センターで使用する電力のほぼ全てを賄うなど省エネにも配慮している。

 LIXILは障がい者雇用を推進しており、現在261人の障がい者を雇用している。同センターの業務開始時には、29人の障がい者社員がカタログや名刺作成作業などに従事する。

 オープニングセレモニーで、藤森義明代表取締役社長兼CEOは「NIJIという名前には、障がい者の夢や希望という意味が込められている。障がい者社員の能力がさらに向上するよう応援していきたい」と挨拶した。

藤森代表取締役社長兼CEO(前列右から3人目)とスタッフら
藤森代表取締役社長兼CEO(前列右から3人目)とスタッフら
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