LIXIL(東京都千代田区)は、10月1日よりモバイル端末を使ったカード決済サービスを、約400店のFC店で開始した。1回の限度額は350万円( 個人の利用限度額で変動)。300万円を超える金額まで決済できるため、リフォーム需要の中心となる水まわり工事もカード支払いが可能となった。
セゾン、UC、VISA、マスターカードが対応
サービス名はLIXILリフォームカード決済サービス」。クレディセゾン、コイニーと提携し、仕組みを構築した。
サービス提供先は、同社のFC「住まいプロ ホームウェル」と「住まいコンシェル ライファ」の加盟店。対象工事は、リフォーム市場の4分の1を占めるキッチン、バス、トイレなどの水まわりリフォームや、1日で工事が可能な玄関ドア・内窓など小規模工事を中心に想定している。
国土交通省のデータによると、リフォーム工事は、全体の8割強が現金払い。カード支払いに対応しているリフォーム会社やカード会社がほとんどなかったことが、現金払いの多い要因となっている。
LIXILでは、ユーザーがその場で決済可能なサービスを展開し、安心で便利なキャッシュレス化を推進する。事業者側にとっても、経理処理の簡素化につながるほか、現金を事務所に置く必要が少なくなる。
対応カードはセゾンカード・UCカードおよび、VISAカード、マスターカードの一般カード。セゾンカード、UCカードで決済した場合、優遇サービスとして「永久不滅ポイント」が通常の2倍となる(1000円ごとに2ポイント)。
導入費用、初期費用は無料。モバイル端末に「Coineyリーダー」を接続し、カードを読み込み利用する。今後は1万店以上あるVC店での導入も検討していく。
導入費用、初期費用は無料

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