昨年LIXILグループ入りしたドイツの水栓メーカーGROHE(グローエ)は、同グループのJAXON(ジャクソン・東京都港区)との事業提携を発表。12月12日に東京・南青山にコラボレーションショールームをオープンした。これまで海外事業における連携は発表されてきたが、国内の同グループ間での事業提携は初となる。

新しいバス空間を提案する、ジャクソンの浴槽とグローエのコラボ展示
ショールームは東京メトロ表参道駅から徒歩12分にあるビルの2階。元は1、2階が高級浴槽を販売するジャクソンのショールームだったが、2階部分をグローエの日本法人グローエ・ジャパン(東京都大田区)に提供。コンセプト商品群「グローエ・スパ」や、キッチン水栓などの商品を展示する。
グローエ・スパは「リラックスや楽しみを提案する新しいバス空間」がテーマの商品ラインナップ。ヨーロッパでは、スチームや音楽再生機能を設けたシャワーブースなどを販売している。日本では今後デザインの特徴が異なる6つのシリーズを展開していく。「グローエ・スパは当社のハートと言える商品。日本でもスパの考えを浸透させたい」(グローエ・アジアパシフィック ビジョイ・モーハン社長)
ジャクソンのマーケティング広報部、清水亜子部長は「今回の提携で当社もグローエさんも、バスから洗面に至るまでの空間全体の提案が可能になった」と話す。
営業・販売はグローエ・ジャパンとジャクソンが担当するが、アフターメンテナンスは、一部地域で同グループ内のLIXILトータルサービスが担う。またショールームは来年中に大阪にも開設する予定。

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