LIXIL(東京都千代田区)は、リビング建材「グランドライン ラフィス」をフルモデルチェンジし、1月5日から全国販売をスタートした。同社は市場が"新築からリフォーム"へ、需要は"中級から、こだわりを持つ高級と普及の二極化"が進んでいることを重視。さらにミラノサローネなどの海外トレンドを捉えて、高級ゾーンの「グランドラインラフィス」シリーズを約7年ぶりに一新させた。
特許出願中の「スクエアJ ハンドル」
今回のデザインコンセプトは"NOISELESS(ノイズレス)"。同シリーズの室内ドア、室内引き戸、クローゼットドア、玄関収納といった建材すべてで"必要なものはよりコンパクトに、不要なものは限りなくレス化を図る"ことを徹底させた。
室内ドアでは極細のアルミ製「ライン枠」の採用で、見付寸法を従来の24㎜から5㎜へと薄くし、段差のない収まりを可能にした。特許出願中の「スクエアJハンドル」は、台座とレバーの段差を"ノイズ"と考え、台座部分を最小限に"レス化"することで、大きく握りやすい操作性を残しつつ台座とレバーが一体化したように見せる。
室内引き戸とクローゼットドアは専用部材「クロス下地材」を使って見付寸法6㎜を実現。ドア本体は天井高2400㎜を標準設定にした。
カラー展開は「プレシャスホワイト」と「木目」3色、「鏡面」3色の計7色。同社のキッチン扉と同色展開で、鏡面3色のみ3月の発売予定。
同時に、天然木化粧床材「銘木床」シリーズもモデルチェンジを行った。本物の銘木突き板にクリア塗装を施しただけの無着色仕上げ。加えて"耐キャスター性能"や床暖房への対応等、機能性も向上させた。メープル、チェリー、ウォルナットの3種で展開。
年間の販売目標はドア、引き戸本数で5万本、売上目標高は30億円を見込み、これは同社の高級ゾーンの10%を占める。

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