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LIXIL、外装パッケージ販売推進

LIXIL、外装パッケージ販売推進

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 LIXIL(東京都千代田区)が住宅の外装商材のパッケージ提案を進める。「屋根・ソーラー事業」「外壁事業」などセグメント別の商品を一体化。住まいの省エネ、耐震といった各カテゴリーで簡潔に一定品質確保ができる体制づくりを進める。

 LIXILは外装事業の中で、5つのサブビジネスユニットを構成する。(1)屋根・太陽光を扱う「屋根・ソーラーシステム事業」、(2)高機能パネル、換気システム等の「高性能住宅工法事業」、(3)窯業サイディング、金属サイディングの「外壁事業」、(4)プレカット材、木材等の「プレカット事業」、(5)アルミ架台などの「産業品事業」の5つ。

 今後(1)から(4)が住宅関連商材において、単品販売ではなくパッケージによる販売を進める方針だ。

 背景には、2020年の新築住宅の省エネ基準義務化が大きく関係する。中小工務店の基準対応が進まない中で、簡潔に一定基準以上の住宅品質確保ができる体制づくりをサポートする。

 「このパッケージでいうと省エネ性能がこういう基準になる、耐震はこうなりますと、グレード別にお客様に提案できるパッケージを提供していきたいと思っています」(LIXIL Housing Technology外装事業部 条生秀人執行役員事業部長)

 同パッケージは新築住宅を中心に進めるが、今後はリフォームにおいても提供を行う見通しだ。

 「省エネという観点で見てみますと、開口部の断熱性能等をきっちりととらえる必要がある。外皮の性能とエネルギーのバランス、これらをきっちりととらえた中で事業を進めるということです。住宅は地場産業ですので、地域にあった性能、エネルギーの使い方やエネルギーの創り方があります」(条生執行役員)

 現在、同社の外装事業の売上高は約650億円。4つの住宅事業で売り上げの8割強を占める。

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