次期業績予測を上方修正
LIXILグループの2015年度第1四半期売上高は、国内リフォーム事業の好調などから前年同期比5%増の4006億円。営業利益は前年同期比32%増の63億円と増収増益だった。これを受け、第2四半期(累計)の業績予測を上方修正。従来8700億円としていた売上高を8800億円、95億円としていた営業利益を200億円に見直した。
売り上げの牽引役となったLIXIL Japan Companyリフォーム商材売り上げは、前年同期比11.6%増の720億円だった。リフォーム売上比率は36.6%となり、3ポイント以上向上した。特にシステムバスルーム「SPAGE(スページュ)」などの売り上げが好調だった。
また、各テクノロジー部門の業績ではLIXIL Water Technology(LWT)とLIXIL Hosing Technology(LHT)が2ケタの増益。また、赤字だったLIXIL Kitchen Technology(LKT)はコストダウン等により黒字化した。
藤森義明社長は今回の業績について次のように話した。
「中国での対応は続いているものの、第1四半期にLWTとLHTの両方が優れた業績を達成し、特にLWTにおいてはすべてのブランドが増収したことを喜ばしく思っています。LKTは黒字回復し、PermasteelisaがLIXIL Building Technology(LBT)の業績を牽引しました。これらテクノロジー部門が好調なスタートを切ったことで、日本の優れた技術を世界に幅広く展開することが、株主、お客様、従業員などすべての人びとに優れた価値を提供すると確信しています。今後も成長が継続できる見通しから、上半期の業績予想を上方修正しました」
なお、通期の業績予測については、第2四半期の累計の業績予測をもとに修正を検討する予定だ。

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