店舗やビルの商用イメージの強い床タイル。個人の住宅では玄関に使用されることが多い。しかし、室内の床材として利用すれば、フローリングにはない強みがあり、より快適な空間をつくることができる。耐汚性・防汚性に優れ、ペットにも適している。
素焼きの質感のあるタイル
大型犬の股関節や小型犬の膝への負担を軽くする
写真提供/LIXIL
強く変質しにくい素材
タイルは汚れがしみこみにくく、落としやすい。防水性も高いので、コーヒーなどの液体をこぼしても、さっと拭き取るだけでよい。また、傷や衝撃に強いのも特徴で、摩耗しにくく、へこみにくい。直射日光による変質や変色も少ない。
床材がタイルなら、天気に応じて鉢植えを出し入れしたり、アウトドアの道具を室内に置いたりしやすくなる。寒さや雨、汚れを気にせず作業でき、快適な環境を保てる。
また、タイルは床暖房にも適した素材と言える。大理石や木材に比べ熱を伝えやすく、暴れの少ない素材だからだ。タイルの熱伝導は木材の10倍ほど。熱を伝えやすく冷めにくい。

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