宮城県を中心に建材流通、新築住宅の供給を行ってきた年商162億円の北洲(宮城県富谷市)がリフォーム事業の拡大を本格化させている。ストック事業で17億8000万円売り上げる同社は、3年後の2019年末に倍増の35億円を計画している。
「とっても暖かいリフォーム」では断熱性を強化
「グッド・エイジング」を支援
リフォーム事業を倍増させるにあたり、同社は2つの視点から戦略を展開している。
1つ目が、新築OBのフォローアップだ。これまで同社が供給してきた新築住宅は8000戸あり、また、前期リフォーム件数2200件のうち約8割が新築OBからの受注となっている。そのため、同社のリフォーム事業を支え、拡大させるためには、新築OBからの売り上げの増加が欠かせない。
そこで現在取り組んでいるのが、新築OBに対する「グッド・エイジングサポート」だ。これは、定期点検、メンテナンス、リフォームを通して、居住者のライフスタイルの変化に合った住宅を提案していくサービスだ。
「健康で生き生きと快適に暮らす住宅の提案が当社の精神。新築引き渡しをゴールとせず、むしろスタートランとして、お客様を生涯にわたってサポートしていく」(村上ひろみ社長)
OBフォロー強化のために、昨年9月からは「お客様満足推進室」とサポートセンターを開設。24時間緊急時の駆けつけ対応で、顧客に対するサービスを強化している。
パッケージ改修が好調
2つ目の戦略が大型リフォームによる新規客の獲得だ。
昨年10月から、全面改装商品「とっても暖かいリフォーム」、「木とタイルのリフォーム」の2種類を投入して、高断熱高気密のリフォームを提供してきた。

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