ONE TOP JAPAN(大阪府大阪市)が行う、住まいの総合サービスのFC事業「ONE TOP HOUSE」が本格展開に向けて動き始めている。ヤマダ電機やユニーと提携することで、LABI1やアピタといった集客力がある店舗内への出店を可能にした。これに加えて、不動産仲介から新築、リフォームまで幅広い領域のサービスをワンストップで提供することで、不動産FCナンバーワンを目指す。
広さ8~10坪の店舗をヤマダ電機店内に構えることができる
LABI1高崎店内にオープン
「山田昇会長に直接お会いして口説きました。その甲斐あって、強力なバックアップを受けられることになりました」と阪口富左雄社長は話す。
2月末には、ヤマダ電機のお膝元である群馬県高崎市のLABI1高崎店に入ってすぐという、集客力が抜群な場所まで用意された。
さらに、ヤマダ電機の折り込みチラシやアプリ、ホームページに加盟店の広告が無料で掲載される。店舗入り口横には、高さ約3メートルの看板やのぼりの設置ができるという好待遇。3月には35件の新規来店が飛び込みであり、20件が賃貸の契約に至った。
なぜこうした連携がスタートしたのか。ヤマダ電機側が狙うのは住まい探しやリフォームを行うユーザーの囲い込みだ。新生活を始めるユーザーは、大型家電を買い求めることが多い。実際、3月だけではFC加盟店経由で合計約170万円の家電販売につながった。また、リフォーム案件が発生した際はヤマダ・エスバイエルホームに見積もりを取る制約があるため、グループのリフォーム受注につながる可能性もある。
店舗のサイズは約8~10坪で、出店料は600~700万円。ランニングコストは月間16~20万円となる。加えてFCの加盟料120万円と月額28万円の費用がかかる。
ヤマダ電機のチラシに広告を無料掲載
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