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地方移住希望者に「職」「住」を支援・マッチング

地方移住希望者に「職」「住」を支援・マッチング

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 ストレスフルな都会を離れ、地方で生活したいと考える人が増えている。しかし都会と比べ、仕事も住宅も少ない地方での暮らしは不安も多い。そこで地元企業の求人と、使える空き家を紹介するサイトやサービスが人気を集めている。

移住・交流推進機構・田渋賢一郎参事(右)と藤井勇輝参事(左)移住・交流推進機構・田染賢一郎参事(右)と藤井勇輝参事(左)

住みたいけど家がない

 国内外から多く観光客が訪れる街、京都。人気の移住先でもあるこの街への移住希望者が利用しているのが、ウェブサイト「京都移住計画」。SNSのグループからスタートした同名団体が運営しているものだ。

 同団体が発足したのは2012年。当時東京で人材関係の仕事をしていた田村篤史さんが、京都での仕事を紹介し合うフェイスブックのグループを作ったのがきっかけだ。

 当初は知り合い同士の集まりだったが、「京都にUターンしたい」、また「ゆかりはないが、京都に住みたい」という移住希望者が多く集まるようになった。

 2013年には京都で生活する上で不安な住まいの問題を解決するため、同じく京都出身の岸本千佳さんがUターンに合わせて参加。メンバーも10人に増え、今に至る。

地元企業を詳細に紹介

 同団体が行うのは、仕事と住まいの仲介。仕事については、地元企業の求人をサイト上に掲載し、移住希望者とのマッチングを行う。一般的な求人サイトとは異なり、募集条件だけでなく、実際にそこで働く人にスポットを当て、詳細にリポートする。

 掲載企業の中には、「お守り製作会社」のようなユニークな会社もある。パソコンを使い、専用ソフトでお守り袋をデザインするような、都会で培ってきたスキルが生かせることが分かる。

 不動産については、住居用、店舗用不動産物件を紹介する。こちらも築年数や広さ以外にも、近隣の景観、神社仏閣の情報など、京都らしい紹介を行う。「京都ではバス移動が一般的。東京の感覚だと、駅から遠い場所は暮らしにくいと思われるかもしれませんが、バス停が近くにあれば意外と便利なところも多い」(岸本さん)

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