≪ リフォームマッチングサイトランキング2016 ≫
リフォーム事業者と消費者をインターネット上でマッチングするサイト。すでに無くてはならない集客活動の柱として活用している会社は多い。新規参入も多く、日進月歩で変わり続けているマッチングサイトの今をまとめた。
【調査概要】
本調査はリフォームマッチングサイトを運営する企業にアンケート方式で実施。アンケートと同時にユニークユーザー数の証明となるアクセス解析画面を提出。調査対象期間は2016年1月~12月。非公開や無回答の項目がある場合はその項目のランキングからは、除外している。
◆総合サイトユニークユーザー数ランキング
特徴を持った新興サイト伸長
サイトの月間ユニークユーザー数ではホームプロが8連覇を飾った。2位に20万人差を付け、独走状態とも言える。集計期間の月間平均成約工事件数も970件と群を抜いている。
今年もホームプロの強さが際立った
2位には家仲間コム、3位にはSUVACO。家仲間コムは月額3240円というリーズナブルなコストで参加できることもあり、加盟社数では1725社でトップ。
SUVACOは利用者に高齢者層が多い他サイトとは異なり、30~40代の集客に成功している。高所得者が多いのも特徴で成約工事の単価は600万円とトップ。
一括見積もり型のサイトでは、ホームプロを様々な切り口で差別化した新興サイトが追いかける図式はこれからも続きそうだ。
★注目サイト★
ハピすむ(エス・エム・エス)
営業の手間省き現調までセッティング
ハピすむはサービスインして間もない新興のマッチングサイト。特長はとにかくリフォーム会社に営業の手間を省いて提案に専念してもらうこと。「現場調査のセッティングまで行うことで、受注までの時間も短縮できます。課金は現調のアポが発生した時点のみなのでリスクはないと言ってもいいと思います」(エス・エム・エス リフォーム支援グループ・篠澤和男・法人営業リーダー)
引き合いに対応する手間をアウトソーシングできるサイトとして今後の成長が見込まれる。
リフォームコンタクト(LIXIL)
メーカー運営の低額で利用できるサイト
リフォームコンタクトはマッチングサイト事業者が運営するサイトとは違い、建材・設備メーカーによるサイト。
メーカー運営だからこそできる低予算利用モデルで、手軽に使える点がポイント。他のマッチングサイトとも併用している利用者が多い。初期登録料6万円。年間利用料6万円。物件紹介手数料500円。例えば、初年度100件の紹介を応募してもトータル22万円なので、2~3件の受注で元が取れる。
リフォーム需要の活性化を狙ったサイトで、マッチングだけではなくWEB集客支援の研修なども充実させている。
※成約件数・依頼件数については非公開
塗装サイトのヌリカエが急成長
塗装専門のマッチングサイトでは「外壁塗装の窓口」が30万人を超えて圧倒的な集客力を誇る。加盟社数も816社と多数が参加。

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