リフォーム会社にとっては人材の成長こそが企業成長への鍵となる。とはいえ、社員の長時間労働が続けば、生産性も落ちてしまうし、疲弊して退社してしまえば長期間にわたって戦力となることが難しくなってしまう。最新の業務効率化につながるサービスを取材した。
業務の効率化は、過労死などの問題として日々メディアに取り上げられている。企業で働く社員の労働環境の見直しが、喫緊の課題と言える。そのためには1人ひとりの生産性を上げるための業務効率化が欠かせない。
大きく分けて方策は2つある。1つは現在の業務にかかる手間を減らすためのシステムなどの導入。もう1つは現在、社内で内製化して行う業務をアウトソーシングする方法だ。どちらの方法でも、提案の質が落ちたり、提供するサービスの質が落ちて顧客満足度が下がったりしてしまっては意味がない。質を上げつつ社員の生産性を上げる方法が必要だ。
コストの面でも、最近ではシステムの導入費用やアウトソーシングの費用は下がりつつある。大企業でなくても、こうしたサービスを利用できるようになっており、今こそ導入検討の良い時期だと言える。
【業務管理システム】
メディオテック(東京都新宿区)
イエール.jp ~初期費用無料の業務管理システム~
メディオテック(東京都新宿区)が提供する「イエール.jp」は初期費用が無料で利用できる業務管理システム。
顧客管理、見積もり作成、現場写真や図面、見積書などを保管できるファイル管理など機能を次々と追加している。
業務管理の機能も十分だが、人手が足りないときには工事の発注をはじめ、建材設備の販売を行ったり、求人も行うことができるなど、リフォーム会社の業務をトータルでサポートしてくれる仕組みが売り。
特徴 1 : 職人のマッチング
工事の人手が足りないときに職人を探すことができる。
特徴 2 : 説明書無しでいきなり使える
現場の職人の声を丹念に拾い、説明書やガイダンスの要らない簡単操作を実現。
特徴 3 : 部分的に機能を使える
いきなり業務のすべてを移管せずに、少しずつ機能を使っていくことも可能。
現場の声を生かしてシステム構築 (イエール事業部 五十畑光二課長)
LINE並みの操作性でないと、現場の職人の方たちにすぐ使ってもらうことができません。とにかくやさしいシステムを目指し、実現しています。機能面でも他社にはない支援機能がたくさんありますので、使いたい部分から使っていただければと考えています。

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