人材問題(1) 女性活躍
女性の採用を積極的に行うことで人手不足を解消している企業がある。施設や住宅の電気工事を行う牧野電設(東京都練馬区)だ。同社は2011年以来女性を積極採用し、14人だった従業員は40人まで拡大。そのうち22人が女性。牧野長(たける)社長に聞いた。
使いやすさを追求したオリジナルのユニフォーム
トイレを分割
全22人のうち、現場監督を行う技術総合職が4人、主任以上の管理職が2人だ。このほか16人は、総務ないし積算部門で活躍している。
なぜ同社の女性率が高いのか。環境と制度の両面の取り組みに理由がある。
環境面ではオリジナル作業着と社屋の改修の2つが挙げられる。総額1億円をかけた大プロジェクトだ。
1つ目が作業着の変更。約2000万円かけて行った。グレーとブラックに同社のコーポレートカラーの蛍光グリーンを均等に合わせた作業着で、「スポーツウェアのようなデザイン」(牧野社長)に仕立てた。オリジナルで1からデザインしたことから機能性も向上させており、現場で使う冊子も入るサイズの胸ポケット、左利きでもペンを差し込める口を右肩に作るなど、細かな機能を追加した。

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