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新耐震基準限定の再販に切り替えオレンジホームワークス

新耐震基準限定の再販に切り替え オレンジホームワークス

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リフォーム専業会社のオレンジホームワークス(東京都江東区)では最近、マンションの買い取り再販事業に力を入れ始め、販売実績を伸ばしてきている。最近は月5件ほどの販売に成功しており、今期は60~70戸の見込み、売上高は再販事業だけで12~13億円になりそうだという。

リフォログ"

中山雅明社長は「東日本大震災から3カ月は全くといって売れませんでしたが、仕入れる物件を新耐震基準以降のモノに切り替えたり、価格設定を見直すなどした結果、販売量が増えてきました」と話す。

従来、同社では新耐震基準以前の物件(築30年以前)を仕入れ、リフォームによって見た目と性能を最新の新築同等にまで引き上げて販売していたが、消費者が旧耐震のものは買わない傾向が顕著になってきたため、昭和57~平成10年あたりの物件に切り替えた。

同社では平均的な販売価格が2200万円ほど。この場合、1500万円ほどで仕入れる。リフォームは約300万円、その他諸経費が約200万円かかり、粗利益率1割弱で200万円程度だが、「リーズナブルに良いものを出していきたい。販売数を増やして利益を出していければ」(同社長)としている。販売価格は周辺の新築相場と比べて1000万円以上も割安なケースが多く、新築のような仕様で価格も割安な点が、売れ行き好調の要因だ。

また、「リフォログ」という物件の紹介専門サイトも作り、販売支援を行う。ここでは物件写真、間取り図、動画紹介、近隣情報などがわかるようになっている。「請負型のリフォームと再販事業、二つのバランスをとって経営していく」(同社長)。

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