・新築戸建ての大手分譲会社がリフォーム事業を強化
・参入企業は飯田グループホールディングスやポラスグループなど
・各社は自社が抱える新築OBや新規開拓に注力している
新築戸建ての大手分譲会社がリフォーム事業を強化し始めている。最大手の飯田グループホールディングス(東京都新宿区)は4月から本格化する方針を明らかにした。各社は自社の抱える豊富な新築OBからの受注拡大を目指す。
主な戸建て分譲住宅会社の供給戸数とリフォームの取り組み
飯田グループ、OB30万戸をフォロー
飯田グループホールディングスの具体的な取り組みは2つ。1つはグループ統一の顧客相談窓口「いいだアイプラス」による集客。同グループの住宅購入者限定で加入できる会員サイトで、家具や家電、インテリアなどの商品の物販と合わせてリフォーム工事を受け付けている。サイトに寄せられた相談は販売したグループ各社に振り分けられ、対応していく流れ。
2つ目が定期メンテナンスに合わせたリフォーム提案の実施。10年目点検の延長保証について、外壁塗装や給湯器の交換の提案を合わせて行う。
同社には、これまで供給してきた新築OBが50万戸ある。このうち築20年未満の30万戸をターゲットにする予定だ。リフォーム強化の背景には、将来的な人口減や他社との競争激化による新築事業の先細りがある。そのためリフォームを成長の柱にしたい考えだ。

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