来る"東京決戦"を前にして、ニッカホーム(愛知県名古屋市)とフレッシュハウス(神奈川県平塚市)の両雄が首都圏郊外エリアで足場を固めつつある。東京初出店となるニッカホームの八王子店は来店数は好調、迎え撃つフレッシュハウスは、飛び石で出店した埼玉エリアで3店舗目を計画中だ。東京マーケット攻略の足掛かりとなる各店舗の出足を取材した。
オープン2日間で80組来場
ニッカホーム(愛知県名古屋市)の東京初出店、関東エリアで5店舗目となる「八王子店」は、2012年3月24日・25日にオープニングイベントを開催、2日間で80組の来店があった。この数字は過去4店の関東エリア店舗では3倍近くの反響だという。
「中部エリアの新店では180組は来店いただけますが、知名度の低い関東の店舗ではオープニング2日間で30組程度でした」(取締役営業部長 河合晃司氏)
開店初月の来店数(※オープンイベントの来場者を除く)は約40組。関東エリア店舗での過去の数字では25組~30組。こちらも過去4店の関東店の中では一番の集客だった。同社の集客はチラシ。1店舗当たりの対象世帯数をおおよそ18万世帯と設定、毎月1度折り込む。八王子店も同様に集客した結果、来店反響率は3700分の1となった。
八王子店の規模は床面積で約50坪。展示設備はキッチン5台、システムバス2台、トイレ4台、洗面2台だ。スタッフは店長以下、営業4名、工務1人、事務1人の7人体制。
開店月の来場組 通常の1.5倍に
フレッシュハウス(神奈川県平塚市)は今年の2月4日に埼玉では2店目となる所沢店を新設。立地は所沢駅東側の幹線道路沿い、床面積52坪のスタジオ併設型の店舗だ。
オープン初月の2月は158組が来場、約3~4割が見込み客となっている。
「通常、オープン月の来客は100組に届かないくらいですので、集客数は良いです」と矢部紀貴店長は話す。
店内にはキッチン3台、洗面化粧台3台、トイレ5台、ユニットバス1台を展示。そのほか、LDKの空間展示コーナーを設けた。
告知活動はチラシ配布が中心で、初月は28万部を配布。また、5月は17万5000部を配布し、7000~1万分の1の反響を獲得している。スタッフは営業5名、事務1名の計6名体制。初年度は3億円の売り上げを計画している。また、同社では6月9日に大宮店オープンする。場所は大宮駅から北へ徒歩約15分の北区大成町。店舗面積は124坪、埼玉県では最も大きな店舗だ。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
WEB限定記事(2025/07/03更新)
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)31面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)21面