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P・Jonlyoneリフォーム、受注単価が2年間で2.5倍

P・J only oneリフォーム、受注単価が2年間で2.5倍

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大阪府大阪市と兵庫県尼崎市の2拠点で今期4.5億円の売り上げを計画するP・J only oneリフォーム(大阪府大阪市)は社内改革を進め、デザイン重視の大型改修提案を強化している。2年前は100万円だった平均受注単価が現在250万円まで向上した。

P・J only oneリフォーム雑誌広告
▲雑誌広告からの資料請求時に送っているデザインイメージ

デザイン重視の提案を行うに当たり、まず宣伝広告手法を大きく変更した。従来は引き合いの半数以上をチラシとイベントで獲得していたが、雑誌とホームページによる宣伝方法に転換。チラシ、イベントによる引き合いは全体の10%以下に下がった。
「2011年の12月からリクルートの雑誌広告を開始しまして、2回の掲載で120件の資料請求が来ました。そのうち約2割が現場調査以来につながり、現場調査を行った8割が契約に至っています。雑誌から入る契約は単価が高く、大体300万円以上になりますね」(坂本典昭社長)

送付する資料にもこだわり、デザインイメージが掲載されたA4サイズのパネル※(上の画像参照)を複数枚送っている。現在、このパネルは10種類だが、将来は20種類ほどに増やし、顧客のイメージするリフォームに合ったものを選別して送る予定だ。
「このパネルの施工事例はパーテーション、ドアなど弊社のオリジナル建材を使ったものです。ドアなどはデザインが150種ほどありますので従来のメーカーの既製品にはない選択肢があります」(坂本社長)

また、2012年6月中旬には大阪市淀川区にマンション一室を改装したモデルルームがオープンする。
「デザインをよりリアルに見てもらうためにモデルルームを作りました。オリジナル建材はもちろんのこと、輸入塗料やイタリアンタイルの質感などもここで見ることができます。他にはないデザインを実際に感じてもらえれば、と考えています」(同社長)

将来はチラシ集客の撤廃やデザイン重視による会社のブランド化でさらなる単価アップを狙う。2年後には受注単価を500万円に向上させ、オリジナル建材のアイテム数も現在の倍の20種に増やしていく計画だ。

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