・ヨコソーでは、年間離職率が入社3年以内でゼロに
・面接時のミスマッチ対策や資格制度の充実、働き方改革を進めている
・取り組みが市から認められ、優良企業としてユースエール認定された
面接後、現場に案内
ミスマッチなくす採用
ミスマッチをなくす採用方法や積極的な若手の資格取得支援などを行った結果、入社3年以内の離職率がゼロになったリフォーム会社がある。首都圏を中心にマンションの大規模修繕などで87億円を売り上げるヨコソー(神奈川県横須賀市)だ。
人材教育、採用に力を入れる
「現場」が大事
同社には毎年10名前後新人が入社するが、年間離職率は入社3年以内でゼロ。これを可能にするのが、入社後のミスマッチ対策と資格支援、働き方改革だ。
まず同社では、1次面接終了後に工事現場へ学生を連れていき、現場社員と話す機会を設ける。その際、人事は現場から離脱。長いと2時間も話す学生もいる。現場の生の声を入社前に聞かせることで、入社後のミスマッチを減らす。
また、一級施工管理技士などの難関資格取得時に通う予備校の学費を3分の1負担。合格すれば報奨金を出し、月給にも反映する。本人負担をできるだけなくし、資格取得をサポート。
「資格を持っていないと受注する金額に制限がありますが、上級資格を取るとその制限がなくなります。必然的にも昇進、スキルアップの機会にもなります」(経営企画部人事課・川部高志サブマネージャー
佐々木俊輔取締役(左)、経営企画部人事課 川部高志サブマネージャー(右)
制度が充実しているため文系の入社も多い。今年入社した9人中、建築系の出身は2人と、理系は多くても全体の3割程度だ。また女性も増え工事担当者も、全体の1割である8人が在籍。

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