リフォーム売り上げ20億円間近
ショールーム化が売り上げアップの鍵だった。東北エリアでリフォーム事業を展開する陽だまり工房(岩手県奥州市)が好調だ。2019年3月期の売上高は前年比16%増の19億6000万円で、地元岩手でトップクラスの規模だ。菊池大助社長は「数多くの商品を展示して比較してもらうことが重要だ」と話す。
水まわりを軸にした比較検討型ショールームで売り上げを拡大
業績好調の要因は事務所のショールーム化と菊池社長は分析する。同社は岩手県内に6、宮城県に1の支店を構えるリフォーム専門会社だが、大きく店舗戦略を見直したのは2年前。各支店はあくまで事務所で、スペースを借りてイベントを行い、提案営業に行くというスタイルだったが、住宅設備建材を比較検討できる来店型ショールームに一つ一つ切り替えていった。
「その結果、来店客が圧倒的に増えました。ある支店ではイベントをやった月でも2~3件しか来店がありませんでしたが、ショールーム化してからはイベントなしでも週間で3~4組、盛岡支店では週7〜8組来ます」(菊池社長)
ショールーム化の前は1店舗の年間売上はおおよそ1億8000万円ほどだったが、これが5000万円プラスの2億3000万円に伸びてきた。

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