消費増税の影響で受注が減少した企業も少なくない。大手リフォーム会社のBXゆとりフォーム(東京都豊島区)の武藤由美夫社長は「人が育てばどんな不況にも勝てる」が持論だ。同社には社員約250人、営業マンだけで180人弱いるが、武藤社長が経営で最も重視しているのが人材教育。
例えば幹部社員は年に2回、2日間の研修がある。テーマは市場戦略、財務、セールスなど。武藤社長のこだわりは積極的に「外部講師」を呼ぶこと。「研修は内部の人材でやりがちですが、外から来た優秀なコーチの方が素直に受け入れられやすいと思っています。自動車販売や食品など、建築以外の異業種のプロを呼んでいます」( 武藤社長)
一定のレベルまで知識や能力を引き上げるため、社内の資格試験を行っている。管理職向け、主任向け、リーダー向けといったそれぞれの役職ごとに試験を設ける。マネジメント層になるにはそれらの試験に合格しなければならない。
目指すのは首都圏で水まわりナンバーワン企業。前期では69億円のリフォーム売上高だったが、設立25周年の2022年には100億円を目指している。

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