中古再販事業を手掛けるグローバルベイス(東京都渋谷区)は今期、前年同期比20%増の300戸のマンション再販を計画しており、仕入れを強化している。
従来は中古マンションの専有部のみを買い取り、全面的な改装を行った上で販売をするというビジネスモデルが中心だったが、マンション一棟まるごと購入し、共用部を含めたリフォームを施して再分譲する事業も本格化する。現在、購入を検討しているのは東京都目黒区にある賃貸マンション(専有部は8戸)。
同社では昨年の12月、神奈川県の藤沢市にある築20年程の中古賃貸マンションを1棟購入している(12戸)。順次改装して再販を行っており、既に10戸の売却に成功している。茂木敬一郎社長は「1棟まるごとの場合は、専有部ではできない外装やエントランスのリニューアルができるのでよりお客様にとって魅力的な物件に仕上げることが特徴です。中途半端なリノベーションではなく、コストをかけても良いものを作ることが販売を伸ばすために重要だと考えています」と話す。
同社は「リノベイス」ブランドで年間約250戸ほどのマンション再販を手掛け、年商は84億6000万円(平成23年度実績)。社員数は42名。

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