コロナショックを乗り越えよう。有力リフォーム事業者のOKUTA(埼玉県さいたま市)の奥田勇会長はFacebookでこう呼びかけた。同社では「KEEP CALM AND CARRY ON(キープカームアンドキャリーオン)」というポスターを制作し、店舗や現場に張り出している。
この言葉は第二次世界大戦時にイギリスで流行したもので、混乱の中でも冷静になすべきことを続けようという国民の士気を維持するために使われた。
OKUTAではポスターの中に「どんな困難が訪れようとも粛々と平成を保ち、普段の生活を保ち、普通の生活を続け、冷静に戦い続けよう」との言葉を入れた。
呼びかけに共鳴したリフォーム事業者は10社を超え、各社自分の社名を入れたポスターを制作し店舗に張り出す計画。
奥田会長は「標語をイギリスで見つけたときに心に響いたのでキーホルダーやマジックプレートを買ってきました。長い経営の中で困難は何度か訪れるだろう、そう思っていたからです」と話す。また、「拡大長期化によっては、創業から29年過去最大の困難になるかもしれません。皆で力を合わせ協力し合い叡智をもって共にこの困難を乗り越えましょう」と語った。
冷静になすべきことを続けよう、というメッセージを込めたポスター。Facebookでは賛同する会社向けにデータの提供も行った。

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