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《新型コロナ》4月も自粛、資金繰りに課題

《新型コロナ》4月も自粛、資金繰りに課題

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高額リフォーム消えた

 新型コロナ感染拡大の影響で、3月の受注数が過去にないほど落ち込んだリフォーム会社が急増した。水まわり系のリフォーム事業者では前年同月比で3~4割ほど減少した企業も少なくない。また、大型リフォームを軸とする会社の中には前月の半減だった企業もある。4月、5月の集客イベントも自粛するケースも出てきており、各社資金繰りに動き始めている。

経営資金に関する主な支援の概要経営資金に関する主な支援の概要

リノベ系企業は5割減

 愛知県地盤の有力会社レオック(豊橋市)は、3月のリフォーム受注数は前年同月比で4割減となった。「10月以降は消費税の反動により2割程度の落ち込みがありましたが、3月にはコロナの影響も重なった」と三浦秀治社長は話す。増税から続いていた消費の冷え込みもあるが、イベント自粛が打撃だと話す。「3月はすべての集客イベントを自粛。4月も自粛を決めました。今後はさらに消費が冷え込むのでは」(三浦社長)

 奈良県のリフォーム会社スペースマイン(大和郡山市)は3月の受注数は同3割減だった。「住宅資材の納期が遅延していたため、契約時に工期を決められなかったことが要因」と矢島一社長は話す。3月4日、5日に行ったイベントは2月にDMを送っていたため開催したが、以後4月、5月は自粛する。「3月に契約できなかった案件と、元々追客している顧客の契約をすすめるため、受注は増えそうだが、新規の反響は減りそう。そうなると6月以降の仕事が激減すると思うので、その対策をどうするかが課題」(矢島社長)

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