外の体験、自宅で再現が人気
新型コロナウイルスの拡大によって人の生活が大きく変わった。住宅は今後どのように変わっていくのか。インテリアの画像投稿サイトRoomClipを運営するルームクリップ(東京都渋谷区)は、これまで外出で得てきた体験を住宅に導入することがトレンドになる、と予想する。今後、リフォーム会社に求められるのは、それら体験の再現力になりそうだ。
おうちキャンプ
写真提供:RoomClip RoomNo.129783/____kens
「おうち〇〇」が流行
今、同サイトにユーザーの注目が集まっている。5月末時点での月刊ユニークユーザー数は830万人で、なんと昨年の11月からたった半年で倍増を達成している。
ユーザーは投稿者とそれを見る人に分かれているが、特に後者が検索するワードにトレンドが現れやすい。コロナ禍で多くの検索が集まったのが「在宅ワーク」、「DIY」、「収納」などだが、髙重正彦社長が特に注目しているワードが「おうち〇〇」だ。これは、「おうち」にそのほかの言葉を組み合わせて検索されているワードの総称で、4月の検索数が3月比で2倍に伸びている。非常事態宣言が全国に出されたことから、ステイホームを楽しむために検索されたものと考えられる。また、それら検索の要望に応える多くの画像も投稿されている。
「〇〇」は実に多様だ。例えば「キャンプ」。虎の皮を床に敷き、密林がプリントされた布を天井から垂らして、アウトドア用のチェアーを置いている。続いて「ヨガ」。白い壁をスクリーンがわりにして、動画を投影し、床にはマットを敷いて、暗い部屋を電球で照らして、雰囲気を出している。「居酒屋」風の空間を室内に作った画像もある。
おうちヨガ
写真提供:RoomClip RoomNo.3686497/Saitou

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)31面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
1654号(2025/06/23発行)25面