新型コロナウイルスによってライフスタイルはどう変わったのか。家づくりのマッチングプラットフォーム「SUVACO」を運営するSUVACO(東京都港区)は、同サイトユーザーを対象にアンケート調査を実施。新型コロナウイルスによって気がついた住宅の良い点・改善点が見えてきた。
子育て家族に「室内窓」を
改善点として最も多かったのは「在宅ワークスペースが足りない」の40.4%だった。「集中して仕事に取り組むことができる個室を望まれる方が多い一方で、自宅内で完全に隔離されてしまうことに対して不安を覚えるという意見もあります」とSUVACO編集長の松本宰氏は語る。小さな子供がいる家庭などでは、育児と仕事を両立させるため、部屋全体に視線が行きわたるような設計を望む人が多いとのことだ。
そこで同社が提案しているのは、室内窓のついた個室や、格子状の仕切りで部屋を囲うデザインだ。個室性を保ちながらも、外の様子をうかがうことができる。「これからのワークスペースでは、部屋を完全に仕切ってしまうのではなく、隔離されながらも家庭内の連帯感が損なわれない『緩やかな間仕切り』という概念が注目されていくのではないでしょうか」(松本氏)

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