東京都武蔵野市と東京都練馬区に2拠点を展開するグッディーホームは、前年度と同一の社員数で今期25%増となる5億円の売上げを計画している。そのため、工事品質の向上に、より力を入れ始めた。現在、約7割であるOB客からの再受注率をさらに高め、安定した売上げを確保する基盤を構築していく考えだ。
先日、同社の工事部は以下の3つの方針を打ち出した。
- 10年後、 20年後も安心できる施工
- リピート率100%
- クレームゼロ の3点だ。卯月靖也社長は工事強化を推進する理由を次のように話す。
「これからのリフォームは現場が命になると思います。営業や現場管理の品質が良いのは当たり前で、最後に必要なのは工事です。私どもが工事部と営業部を分けているのは、営業が受注に専念できる体制を作っているわけではなく、工事部が施工のプロとしてお客様に安心を提供するためです」
方針を、実際の現場に落とし込むために協力業者を集めた会を発足。会社の理念を約50名の職人に浸透させる活動をスタートさせた。
「挨拶の徹底など、職人会で行うことは他社でやる内容と変わらなくていいと思います。ただ、それが本当に現場で実践されることが大事ですから、いかに私どもが真剣かの思いを伝えることが重要だと考えています」(卯月社長)
10月に2回目の集まりを行ったが、既に現場での挨拶に変化が出てきた。現場を離れるときも一言声をかける、期日を1日でも過ぎないなど、今後は細かい点を徹底順守する体制作りを目指す。
来期には近接する地区に3店舗目の出店を予定しており、より地域密着戦略を進めていく計画だ。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
WEB限定記事(2025/07/03更新)
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)31面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)21面