3年ほど前から施工管理アプリ「ダンドリワーク」を使用し、アプリで工程表づくりをしているアドバンス(愛媛県新居浜市)。項目の立て方や記載の仕方にオリジナルのアレンジを加え、自然とミスがなくなり、現場が円滑に進むようなものに仕上げたという。事例を見ながら詳しく紹介する。
忘れがちなことを工程表に全て組み込む
「ダンドリワークの工程表の設定に、養生や袋の搬入などつい忘れがちな小さなことまで、全てを組み込んでしまった」と話すアドバンスの松本義純氏。毎回この工程表フォーマットを使用すれば、うっかりミスはほぼ起こらない。
各々の工事名称の横には協力業者名を入れることで、業者同士、横の連携を取りやすくしている。各メーカーの設備機器の搬入は1項目でまとめて記載しているが、搬入日に個別のメーカー名や取扱店を書くようにし、同様の効果を持たせている。同じ工程表を渡しているため、施主も毎日入る業者を事前に把握できる。
表の事例は、水まわりを部位ごとに三期に分けた工事で、各期が金曜か土曜に終わるようにうまくスケジュールを組んだ。松本氏は小さな工事でも工事前打ち合わせを行い、工程表を詰めて万全の体制で現場に臨む。

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