リフォーム業界の実態を明らかにする企画。今回のテーマは「ヒアリング」の2回目。各社どのようにヒアリングをしているのか、6社に調査した。
《質問項目》
(1)リフォーム売上高
(2)平均単価
(3)競合を聞くか、聞かないか?
(4)予算の聞き出し方の工夫は?
(5)ヒアリング時間
(6)ヒアリングは何人で行くのか
(7)ヒアリングの人員体制
(8)アリング項目(ヒアリングで必須なもの、聞いた方がいいもの)
(9)ヒアリングシートの有無
(10)施主の不便、不満、暮らしの希望をヒアリングするには?
(11)ヒアリングの際に使う道具
(12)ヒアリングの精度を高める工夫
(13)現調が先か、ヒアリングが先か、同時か
ミスターデイク
イラスト化でイメージを共有 好きなテイスト、専用シートで把握
ミスターデイク(山梨県甲府市)がヒアリングで重視するのは、顧客の希望するデザインや暮らし方のイメージの共有だ。
ヒアリングシートでは、好きなテイストやLDKの繋がり方を具体的に聞く
大型リフォームの場合、一級建築士のプランナーがヒアリングの場に同席し、その場で顧客の希望する住まいのイメージをイラスト化する。
例えば、顧客が希望するリビングの話を聞きながら、こういう雰囲気ですかと、デッサンして示す。色合いの好みもすりあわせる。「営業担当者の隣で、プランナーが百色ほどの色鉛筆で着色をします。目の前でイメージがイラストになるので、お客様は感動されます」とアドバイザーの上田勝也氏は話す。
「イタリアンレストランの外壁のような雰囲気を希望されるお客様がいました。プランナーが白色の塗り壁に、石畳が続く風景の絵を描き、お客様のご希望が分かりやすくなりました」と北野雅夫次長。

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