自社で開催するイベントのページ作成、予約管理、集客などをワンストップで行い、業務の手間を軽減できるシステムがある。ビズ・クリエイション(岡山県岡山市)が提供する住宅業界専用のクラウド予約受付・管理システム「KengakuCloud」だ。
住宅業界専用のクラウド予約受付・管理システム「KengakuCloud」
フォーマットに従って入力していくだけで、予約カレンダー付きのイベントページを簡単に作ることができる。そうして作成したイベント情報を自社のホームページに埋め込むことや、各種SNSでシェアすることも可能。イベントごとに予約の枠数を設定できるため、ダブルブッキングの心配もない。さらに顧客情報が予約と同時に自動でリスト化されるため、そのリストを活用して次回イベントの告知メールを手間をかけずに送ることもできる。
同システムを導入したある工務店は、導入から1年で累計400件以上の予約を受け付けた。以前は完成見学会しか行っていなかったが、イベント開催の煩雑な手間が取り除かれたことにより、セミナーや相談会などさまざまなイベントを常時開催するようになった。初谷昌彦社長は「完成見学会に来たお客様情報をリスト化し、メールで相談会に誘導するところまでワンストップでできるので、新規の集客だけでなく既存のお客様のランクアップをして商談につながりやすくなったと喜んでいただいています」と語る。顧客との接触回数を増やすためには、いつでも来てもらえるイベントをいくつも用意しておくこ
が有効だと初谷社長。
「集客力を高めようと思ったら、良いイベントをたくさんの人に見せることが大事です。今のエンドユーザーはパーソナライズされた情報を見ることに慣れているので、自分にぴったり合うものでないと心が動きません。イベントのペルソナを明確にし、バリエーションを作らないといけない。イベント開催には労力がかかると思われているので、そこをスムーズにするお手伝いができたら」と語る。
同システムの利用料は月額3万円~で、初期費用は不要。現在、500社が導入している。

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