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「今後、地方工務店が生き残るには、新築とリフォームの両輪が欠かせない」。こう訴えるのは、19年にわたり中小企業のコンサルを行ってきた稲葉元一朗氏だ。リノベビジネスで成功する秘訣を同氏に尋ねた。
専門家に聞く リノベビジネス成功の秘訣
年商2億円で社員4人、利益5%目安
コダリノ研究所
稲葉元一朗代表
立教大学ビジネススクールにて「リフォーム業界の競争戦略」を研究。2019年1月に独立。10数社の中小工務店の社外ブレーン、販促会議のディスカッションメンバーとして活動中。地球の会賛助会員、MBA(経営学修士)
Q リノベを収益化する目安は?
A 単価2000万円で粗利率3割が目標
「新築の粗利率は2割台が多いですが、リノベは3割以上が望ましい」と稲葉氏。単価の目安は新築が2500万円だとしたら8割ほどの2000万円。目標粗利率は30%。利益率は5%の100万円が目安となる。
販管費は売上の25%と考える。内訳は販促費が3%の60万円、人件費が22%の440万円で、合わせて500万円。粗利額600万円から販管費の500万円を引いて、100万円の営業利益を確保する。
稲葉氏が掲げるモデルケースはこの2000万円案件を年10棟手がけ売上高2億円とすること。
「最初はチラシを撒くなどの投資が必要になるかもしれませんが、SNSをフル活用するなどして販促費を3%くらいに抑えれば、十分に利益を確保できます」

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