このキーワードで検索

有料会員登録で全ての記事が
お読みいただけます

カメラを持って現場を歩くだけで360度現場ビューを作成し、遠隔から現場全体を確認東大・慶大のAI、画像解析技術で開発

紙面ビューアーはこちら

カメラを持って現場を歩くだけで360度現場ビューを作成し、遠隔から現場全体を確認 東大・慶大のAI、画像解析技術で開発

このエントリーをはてなブックマークに追加

SoftRoid(東京都千代田区)は、カメラを持って現場を歩くだけで360度現場ビューを作成し、遠隔から現場全体を確認できるようにするサービスの提供を開始した。

SoftRoid 着工時に現場に360度カメラスタンドを持参し電源に接続1. 着工時に現場に360度カメラスタンドを持参し電源に接続
2. 360度カメラを持って2~3分ほど現場を歩き、360度動画を撮影
3. 撮影が終了すると、スマホから自動でクラウドに360度動画がアップロードされ、アップロードされた動画をAIが解析し、自動で360度現場ビューを作成
4. パソコン・タブレット・スマホから、ウェブアプリ経由でいつでもどこでも現場を360度確認できる

同サービスを導入することで、遠隔から現場全体を確認でき、全工程における施工状況を記録、プロジェクトメンバーで施工状況を簡単に共有することが可能になる。

操作は、カメラが設置されている棒状の機器を持ち歩いて現場を歩き回るだけ。センサーが自動で働き画像を保存していくので、誰でも操作が可能だ。

同社は東京大学から起業支援を受け学内で創業。東京大学や慶應義塾大学でAIや画像解析技術の開発研究に携わっていた若手エンジニアが集まってできたチームだ。建設業界に関心を抱き、現場で課題となっていることを解決するサービス開発をスタート。

ターゲットは「現場監督が現場に常駐しない工事」や「現場監督1人で複数案件を同時に担当する工事」を施工管理する工務店だ。

「工務店さんは、1人の現場監督が複数現場を担当しており、現地確認のための移動時間が長いという現場の課題を長年抱えています。また、このことが『現地に訪問できる現場監督の技量に依存する』体質を生み、管理品質を安定させることが難しいという経営課題につながってる。現場監督が管理品質を維持するためには、現地で現物を確認する必要があります」(野﨑大幹社長)

野﨑社長は起業にあたり、実際に現場業務を知るべく、創業後3カ月間毎日現場に行き、施工管理見習いをした。毎朝8時のラジオ体操から参加し、配筋写真撮影や職人とのコミュニケーション、墨出しの手伝いを行い、現場の課題や困っていることに直接触れることで商品開発のヒントを得ていた。

今後は点群データ取得・可視化機能、データ解析による進捗可視化機能など、より多様なデータを取得可能にし、データを分析することで、現場監督の業務効率化を目指す。

SoftRoid 野﨑大幹 社長野﨑大幹 社長

この記事の関連キーワード : AI SoftRoid 動画 慶應義塾大学 東京大学

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

PR
PR
  • 広告掲載
  • リリース投稿
  • お問い合わせ
PR

広告

くらしのお困りごとを丸ごと解決するプラットフォーム EPARK
閉じる