VRモデルハウスに新機能
JIBUN HAUS.(以下ジブンハウス、東京都港区)は、複数のアバターで同時接続できるバーチャルモデルハウスの提供を開始した。家族全員で暮らす疑似体験をしながら家づくりを行う「メタバース家づくり」が可能になった。
4人のアバターを操作可能
バーチャルモデルハウスは今年3月、同社とゲーム会社のスパイラルセンス(同渋谷区)が開発。今回のアップデートで、家族構成に応じた夫婦と子供2人の4人のアバターを制作した。同時に仮想住宅に入り、家の中や外を自由に歩き回ることができる。
今後は、バーチャルモデルハウスの壁紙を変えて部屋の雰囲気を変える、家具の引き出しを開ける、夜に照明を点けるなど、住宅展示場では体験できなかったシチュエーションを試すことができる。
バーチャルモデルハウスは全国のジブンハウス加盟店に配備しており、各店舗の端末上で体験可能。今後開発が進んでスマホ上で「バーチャルモデルハウス」にアクセスできるようになると、メタバース上のジブンハウスの規格住宅にアクセスして、家族で理想の家づくりができる。
ジブンハウスの内堀雄平社長は「家は3回建てないとわからないと言われますが、1回目はメタバースで2回目は実際の家。3回も建てないで理想の家を得られるようになります」と話す。
両社は、今回協同開発したバーチャルモデルハウスをメタバースで販売する「メタバース不動産事業」の展開も検討していく。また、ジブンハウスはインテリア販売を展開するダルトンと「家づくり」と「インテリア選び」をVR上で同時に行えるサービス「79AコーディネートBY DULTON」を共同開発し、4月より提供を開始した。「家は買ってからがスタート。暮らしをアップデートするサービスを提供します」(内堀社長)
内堀雄平 社長

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
WEB限定記事(2025/06/23更新)
-
1653号(2025/06/16発行)4面
-
1653号(2025/06/16発行)4面
-
1653号(2025/06/16発行)1面
-
1653号(2025/06/16発行)10面