リフォーム会社の集客方法18選！成功事例を業界紙が解説

口コミ収集ノウハウ (1)：入力マニュアル

口コミ数118件のクロスポ（三重県三重郡）は、独自の入力マニュアルを活用している。入力画面に飛べるQRコードを掲載するほか「会社を選んだ理由、工事中の感想、職人の施工の様子をご覧になった印象」など何を書いてほしいかも具体的に明記。さらにアカウント作成方法も解説。

口コミ収集ノウハウ (2)：施主に直接依頼

1200件超の口コミを集める誠進堂（滋賀県大津市）は、施工後に現場監督から評価をしてもらうよう促しを徹底。口コミ数124件の佐倉産業（千葉県佐倉市）も同様の方法を挙げる。同社はLINEでの依頼を重視。画面越しに連絡がくるため「協力しよう」と思った時は既にスマホを握っている状態。その後の入力に繋げやすい。

(1) 検索ワードを意識

ターゲットが何らかのワードで検索した際、自社のサイトが「上位表示」になるようにすべきだ。

groove agent（東京都港区）は、リノベーションや中古住宅仲介の情報を発信するブログでSEO対策をとっている。記事作成の際、Googleで検索されているワードを分析。対策ワード検索者が何を知りたいかという軸に、タイトルや構成を考える。

(2) 施工事例を充実

大建建設（新潟県新潟市）がホームページに掲載している施工事例は、情報量が多い。施工前の写真と工事前の困りごと説明し、工事内容、施工エリア、価格、工期も記載。工事後も写真だけではなく施主の感想も紹介している。

(3) スタッフ紹介も詳しく

ソーゾーファクトリー（東京都足立区）のホームページ内のスタッフ紹介のページでは、社員インタビューを掲載。仕事の話題だけでなく、週末に美術館に行くのが好き、といったプライベートにまで踏み込む。

(4) サイトを複数作り、間口を広げる

湘南エリアを中心に屋根工事を行ういらか（神奈川県平塚市）は、外壁塗装、リノベーション、天窓など施工内容別、エリア別でサイトを開設。さまざまな間口からの集客を行う。施工事例もそれぞれ別サイトで掲載し、ホームページを訪れた人が読みたい内容を揃える。

(5) オウンドメディアで、広告費なしで集客

総合リフォーム会社のホームテック（東京都多摩市）は、リノベーションブランド「entrie（エントリエ）」のオウンドメディアを開設。住宅にこだわらず日常的に楽しめるコンテンツを展開し、集客している。

(1) 用途ごとにアカウントを分類

アカウントを作成する際は、用途別に分けよう。統一感が生まれ、特徴が明確に。フォロワーに長く注目されやすく、リフォームのタイミングがきた時に、候補に挙げてもらいやすい。

サンリフォーム（大阪府大阪市）は、4アカウントを運営。マンションリフォーム、スタッフの日常、デザインリノベーションブランド「ハコリノベ」、水まわりリフォームブランド「きがえる水工房」のアカウントだ。各ブランドのイメージを表現している。

(2) ユーザーが多い時間帯に投稿

多くの人がInstagramを開くと予測される時間帯に投稿し、目にする人を増加させよう。

(3) リノベ後の世界観を作る

リノベーションを得意とするアネストワン（愛知県名古屋市）は、リノベ後の様子を載せたインスタグラムが好調。施主が写っている世界を、プロのカメラマンが撮影し、インスタグラムに投稿している。

(1) 専門知識を普及

リフォームの専門知識をトークでわかりやすく解説する動画は、視聴回数を集めやすい。

中山コーティング（徳島県徳島市）は、塗料の特徴、塗り方、リフォーム詐欺被害事例などを取り上げている。詳しい情報がわかりファンになったと、YouTube経由の問い合わせが増加。

(2) ビフォーアフターを大公開

施工事例を動画にすることで、どのような工事をして変化したかユーザーにPRできる。

カタリナハウス（愛媛県松山市）は、1つの現場を紹介する動画を投稿。ビフォーアフターだけではなく、工事中の様子も撮影。特に基礎工事がわかると好評だ。

(3) 視聴者が知りたいことを動画化

京都府でリフォームを手掛けるオガワ（屋号みやこリフォーム、京都府京都市）は、自社のYouTubeチャンネル「みやこリフォームのリフォーム塾」で、「視聴者が知りたいリアルを伝えるために、炎上を恐れない」をモットーに商品比較、他社の訴訟事例などを動画にする。

(1) 創業期の受注策として活用

水回りリフォームを手掛けるリプレ（大阪府大阪市）は、創業開始してからマッチングサイトを活用して、5年でリフォーム売上高5億円まで伸ばした。

店舗を持たなくても集客できるWEB集客のツールとして、EC（Electronic Commerce）の登録が挙げられる。

(1) 水回りリフォームの受注策として活用

給湯器やガスコンロなど設備交換に特化したネット通販サイトを運営するライフワン（東京都新宿区）は、「ジュプロ」や「リフォームの生活堂」など14ものサイトを運営する。ECモール出店による販管費削減、それによる低価格を実現する。

事例：講演後にアンケート協力依頼

リホーム絆（東京都東村山市）のセミナーは、「悪徳外装業者の見抜き方」と「今おすすめの屋根材・塗料紹介」を講演。自社のことは話題にせず営業色を抑えているが、講演後のアンケートへの協力依頼を徹し、現調依頼を出す確率を50～60％ほどまで確保。

事例：対話重視で単価アップ

東陽住建（愛知県一宮市）のリフォーム相談会では、来場者と営業社員が1時間ほど会話する。
単価のボリュームゾーンは約28万円から約70万円に。最初はキッチンの水栓修理を相談していたが、クロスを張り替えや窓改修も話題になり、ＬＤＫの改装に繋がったケースも。

事例：家具配置し、生活感演出

三春情報センター（神奈川県横浜市）の完成見学会では、椅子、ダイニングテーブルやソファ、コーヒーテーブルなど家具も展示。来場者に自分の家ならとリアルに考えさせ、リフォーム意欲を想起させる。

事例：バスツアーを実施し、リノベ事例を紹介

新築、リフォームを手掛ける森住建（岐阜県岐阜市）は、引き渡し直前に完成見学会、約3カ月に1回リノベのバスツアーを実施。特にバスツアーは好評で、参加者の成約率は約50％を誇る。

事例：マルシェ

松尾建設（神奈川県茅ヶ崎市）は、自社敷地でマルシェを開催。地元湘南地域の飲食店・野菜販売店・雑貨屋が出店。1度の開催で来場者は約500人にも。

事例：生活にまつわる講座

イエノコト（福岡県太宰府市）は、生活の困りごとの解決策を提案する講座を行う。テーマは「片づけ」や「物の捨て方」「終活」など。生け花や絵画教室、お茶会も実施。

事例：感謝祭

水回りや外装のリフォーム、ガス機器の交換を手掛ける角栄ホームズ（東京都渋谷区）。同社の霞ヶ関営業所では、将来のリフォームの見込み客となる若年層を集客するために、イベント内容を変えたところ、30～40代の層の来場が増加した。

新規客アプローチ：370か所にフリーペーパー配置

喜神サービス（沖縄県うるま市）は、フリーペーパーを毎月作成している。メインは地元で活躍する人物インタビュー、法律や健康の知識など生活に役立つ情報だ。営業所だけではなく、飲食店や病院など370カ所に置く。

地元のフリーペーパーへの広告出稿で大型案件を獲得

京都でリフォームを手掛けるサンコウホーム（京都市）は、フリーペーパーへの広告をきっかけに大型リフォームを続々受注。フリーペーパーに広告を出す前と比較して、売上高は2億円上がった。

手書きのチラシが有効な場合も

工務店のカタチハウス（山形県上山市）は、手書きのチラシがきっかけで水回りリフォームを続々受注しています。

事例：ニュースレター

受注の6割をリピーターが占める山のめぐみ舎（三重県伊賀市）は、月1回ニュースレターを発送。内容は社長のプライベートや地域の飲食店情報など。リフォーム販促はほとんどない。

季節に合わせてニュースレターを配布

外壁塗装を行う伊藤建装（京都府京都市）は、約4カ月に1回、OB顧客約5000件にDMを送付している。冬は結露対策、夏は暑さ対策など、季節に合わせた内容が好評だ。

事例：視界に入る位置に設置を

ホームサービス植木（広島県広島市）は野立て看板をスーパーの出入り口の向かい側、団地の降り口の道路、スーパーに向かう道の途中に設置。日常的に利用され且つ明るい時間帯に通る道路か、視界を遮らないかを意識した。

事例：イメージキャラクターでバス広告

東北塗料商会（青森県青森市）の広告が載った市営バスが10台走っている。デザインはグループ「ガイソー」のイメージキャラクターでタレントの照英さんが映ったもの。

事例：キャンピングカーでブランディング

スクールバス空間設計（大阪府大阪市）は、アメリカンテイストをイメージしたカフェを全国に展開し、そのイメージに合ったリノベーションを提案することで売上高を伸ばしている。カフェ運営は本格的で、本物のバリスタを採用している。

エンラージ（東京都八王子市）は、本社前に構えているカフェで集客し、リノベーション受注につなげている。同社のリノベーションの世界観と、カフェの世界観が一致しているのが伸びている要因だ。

事例：本社近くにインテリアショップ

G-FLAT（兵庫県神戸市）は、本社１階にインテリアショップをオープンし、日常客からの集客につなげている。インテリアショップには約3000点の商品が販売されている。

事例：試合会場でリフォーム問い合わせを獲得

真嶋内装（北海道札幌市）は、プロサッカーチーム「北海道コンサドーレ札幌」のスポンサー。試合会場に企業ブースを設け、事業紹介のチラシを配布。その場でリフォームの問い合わせは2、3件あり、成約率も8割と高い。

事例：タレント使ったテレビCM

総合リフォーム店トップのニッカホーム（愛知県名古屋市）は、タレントヒロミさんが登場するテレビCMも放映。営工一貫をアピールし担当者が変わらない安心感を強調。地域は、関東、関西、中部。視聴率が高く、40～50代が見るタイミングである、ゴールデンタイムや朝昼のワイドショーを狙っている。