実態調査6回目のテーマは、キッチンリフォームの「プレゼン」。お客さんに自信のあるプランを説明する、重要な場面だ。2社の取り組みを紹介する。
リフォーム業界実態調査
プレゼン編
最低3回のプレゼン実施
実際に使用しているプレゼンデータ
リフォーム売上高約4億円の東陽住建(愛知県一宮市)は、プレゼンを最低3回行い、1回のプレゼンでは1~2時間かける。1回目は概算費用と、リフォームで実現できることとできないことを伝える。事務所で行う場合は、3DCAD、VRを活用して画面を映し出し、イメージを共有する。
「条件を箇条書きし、例えば対面型キッチンができないならL型にしましょう、とか、家具配置の可不可能を見極め、要望を固めます。特に、施工方法でトラブルになりやすい。床を捲るのか、上から張るのか、補強方法もさまざまな工法があります。そのすり合わせをプレゼンで行います」(中井義也社長)
2回目は施主宅で実施。ここでは1回目で伝えた条件を元に、修正したプランの提案をする。2回目のプレゼンでほぼプランが決まれば、3回目のプレゼン前にメーカーショールームに連れていく。3~5回目で、最終的なプランと見積もりを提案する。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1656号(2025/07/14発行)5面
-
1656号(2025/07/14発行)2面
-
WEB限定記事(2025/07/14更新)
-
1656号(2025/07/14発行)10面
-
1656号(2025/07/14発行)9面