業者の選定や各工程で発生する施工内容、スケジュール管理や支払いの実態について、3社に聞いた。
リフォーム業界実態調査
キッチンリフォーム
施工(業者選定・日程調整)編
11人と年間契約を結ぶ
アルティザン建築工房(北海道札幌市)ではI型キッチンの施工の場合、メーカーの職人ではなく専属職人が取り付けている。同社では11人と年ごとに専属契約を結んでいて、彼らはI型を組み立てることが可能だ。なお、L型の場合は、メーカー側が手配する施工業者に依頼する。その理由を、新谷孝秀社長は次のように打ち明ける。
「I型のキッチンの場合は、箱を並べて最後に天板を固定するだけです。ですが、L型の場合は、天板の直角のコーナーをジョイントする作業が難しい。例えば人工大理石の場合は、一枚の板のように見えないといけない。ステンレスの場合は、ジョイント部分をきれいにコーキングする必要が出てきます。そのためには溶接するような作業が必要なのでメーカーの職人に頼みます」
I型キッチンをメーカー業者に外注すると、7万円ほどの施工費がかかる。専属の職人が行うことでこの費用を浮かす。
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