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高梨建設、シニアの一人暮らしを想定したモデルハウスオープン

高梨建設、シニアの一人暮らしを想定したモデルハウスオープン

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大型改修と新築事業を展開し年商1億5000万円超の高梨建設(山形県西村山郡)は、新モデルハウスをオープンした。狙いは、高齢者層へリノベーション提案を強化すること。自社で所有していた築48年のアパートに、シニアの一人暮らしを想定しリフォームを行った。

新モデルハウスをオープン

断熱等級「5」実現
ヒートショック防止

モデルハウスは、高齢者の家庭内事故を防ぐだけではなく、一人暮らしに求められる住みやすさを反映している。発生する事故として想定しているのは、ヒートショックと地震だ。室内に温度差が発生しないよう、全館空調を取り入れている。断熱リフォームも行い、室内の暖房機器はエアコン2台と薪ストーブ1台のみに。断熱等級は5、UA値は0.45だ。また壁量・N値計算・壁柱直下率も測り、耐震補強もした。

高梨建設 玄関土間を広く取り、薪ストーブもある玄関土間を広く取り、薪ストーブもある

バリアフリーの要素も含まれている。1階のトイレ内は、転倒防止や歩行のサポートとして、手すりを設けた。洗面化粧台のスペースは、車椅子を乗りながら使用できるよう広くスペースを確保した。さらに高齢者の「室内が広いと移動に時間がかかる」という悩みを解決しようと、トイレを1・2階に配置した。廊下を減らし、トイレや洗面化粧台に向かう動線を短くしている。

また一人暮らしの防犯対策として、外部からの視線を遮る目隠し塀も用意した。一方で「家に遊びに来てほしい」というニーズも考慮。近隣住民が立ち寄った際にくつろぎやすいよう、玄関を広く取り薪ストーブも設置している。また同居していない子供世代の家族が宿泊するという需要も踏まえ、ゲストルームも確保した。

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