診断士が劣化報告書を作成
札幌塗装工業協同組合(北海道札幌市)は、組合員が連携して推進する「戸建塗装改修等 共同受注事業」が好調だ。スタートしてから1年半が経過し、受注が100件を超えた。
同事業は、専門家による診断と工事後の品質チェックなどが受けられるため、より消費者が安心して塗り替え工事ができるというもの。具体的には組合が認定した塗装診断士が建物診断を行い、劣化状況を写真と解説文でリポートする「診断報告書」をまとめる。
診断報告書で劣化部位も分かりやすい
契約については組合員の塗装会社と組合と施主の3者契約となる。万が一施工する塗装工事会社が工事中に倒産するなどした場合、組合が続きの工事対応を引き継ぐため、ユーザーには安心感のある契約方式となる。
施工後の品質チェックについては、施工会社だけではなく、組合検査員が確認し、施工報告書、最長5年の保証書などが施主に手渡される。
「お客様からは安心できるという声を頂いております」(事務局・岩村幸悦郎氏)。現在、80社の組合員のうち、31社が推進している。

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