オーブレットライフ(大阪府大阪市)は、2月からOB客の囲い込みに効果的なリフォーム会社の顧客向け月額制会員サービス「ファンコミュニケーション」の提供を開始した。
同サービスは、リフォームのOB客に対し、月額固定金額で「住まいの24時間応急対応」「24時間医療対応」「優待割引」「プレゼント抽選会」「初回加入サービス」「個人賠償責任補償」の6つを提供するもの。導入企業ごとにオリジナルアプリを開発するため、これらのサービスを各社のオリジナル商品のように提供できる。
6つのサポートがある「ファンコミュニケーション」
例えば住まいの24時間応急対応は、導入企業専用コールセンターを設けており、応急対応員が無償で行うもの。また、年4回ほど実施するプレゼント抽選会は、全国の地産地消の食べ物や果物やスイーツ、グッズなどが当たる。「ほぼ当たるようにしています」と難波浩司上席コンサルタントが語るように当選率を高めているのが特徴だ。さらに、初回加入サービスは、ファミリーマートの500円クーポンと500ポイントが付与されるもの。ポイントは1ポイントにつき1円でAmazonギフトカードやQUOカードなどに交換できる。
導入企業が独自にポイント還元する機能も搭載。例えば、利用1年目は受注したリフォーム金額の2%を還元、2年目は2.5%を還元など、還元率を利用年月により高めることでサービスの継続利用の推進が可能だ。
「アプリの運用はすべてわれわれが担うので、一切手間はかかりません。サービスで顧客を囲い込み将来の工事受注につなげていただければと考えています」(難波上席コンサルタント)
サービス導入費用は、初期費用98万円、月額1万5000円。加えて、1顧客あたり、600円の費用がかかるが、顧客への提供価格を601円以上にすると、利益がでる仕組みとなっている。
「月額会費や顧客へのポイント提供のパーセンテージなどは、導入企業が独自に定められるようにしました。お客さまとアプリを通して、継続的なコミュニケーションを図れるサービスです」(難波上席コンサルタント)
上席コンサルタント 難波浩司氏

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