多くの住宅で欠かせないフローリング。抗菌・抗ウイルスや消臭、意匠性はもちろん、昨今は熱を発するものや古材の再利用など、さらに多彩なラインナップが生まれている。
クローズアップ建材 フローリングの基礎知識
フローリングは、生活スタイルや快適性をどこに求めるかによって選び方も変わってくる。空間イメージに大きく関わる色やデザインに加えて、使う場所や、どんな性能が必要かを考えて選ぶことが重要だ。
たとえば、育児中やペットと暮らしていれば「掃除の手間がかからない」「身体に優しい素材」が優先されるだろうし、場所もリビングであれば「高級感があって、床暖房にも対応したもの」を選ぶというようなことである。それぞれの暮らしで何が重要かの優先順位をつけていくと、おのずと導入する素材や予算感も見えてくる。
フローリングをはじめとした床材は、家や部屋の印象や風合いを決定づける。傷や汚れがつきづらい素材のものや、抗菌・抗ウイルス機能も重視されている。また、フローリングはカーペットに比べて手がかからないと思われがちだが、木の美しさや風合いを保つためには、定期的なワックスがけをするのが望ましい。また、湿度により木が伸縮して隙間ができ、そこに溜まったごみを掃除する必要もある。そういったメンテナンス面も考慮しながら選ぶのがおすすめだ。
- コスパの高い重厚ヘリンボーン
- ビンテージフロアーラスティック フレンチヘリンボーン[イクタ]
- 抗菌・抗ウイルスに加え、VOC(揮発性有機化合物)の低減と消臭効果も備えたフレンチヘリンボーンシリーズ。斜め45度にカットしたパネルが連続するため、継ぎ目が分からず美しい仕上がりに。平行四辺形のパネル型にすることで、工期と価格を大幅に抑えた。温もりを感じる自然な木目の表情が上質な空間を演出する。

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