モデルルームで使用された商品を買い取り、格安でリフォームする。このようなビジネスモデルを手掛けるのは、FFiT(兵庫県神戸市)だ。4月には神戸市内に初のショールームを開設。関東への進出も検討するなど、事業拡大を目指している。
新古品で格安リフォーム
自社職人が解体
解体に特化した自社職人が買い取った住設機器を取り外す
同社は通常のリフォーム会社と違い、商社から商品を仕入れない。モデルルームなどで使用された新品中古と呼ばれる商品、インテリアを買い取り、それを消費者向けに販売、施工する。現在、月2、3件ほどのリフォームを手掛ける。売上高は、リサイクル事業で2022年10月期1億6000万円、リフォーム事業で約6000万円。
主な流れはこうだ。まず、新築デベロッパーが建てたモデルルームやマンションギャラリーから、使用されなくなった住設機器やインテリアを、同社が買い取る。取り外しは、自社職人が担当。それらを自社倉庫に保管し、リフォーム依頼があった場合、倉庫内にストックした商品から選んでもらう。
「モデルルーム用なので、通水などはしておらず展示しているだけです。ですので、多少の傷はあったとしても、水垢やぬめりなどはありません。本来捨てるものを買い取るので、ディベロッパーさんとしては利益になる。そのため、依頼をいただけます」(谷昭範社長)

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