本企画では、リフォーム産業新聞社主催のプロ向けイベント「リフォーム産業フェア2023」で実施されたセミナーのダイジェストを紹介していく。第8弾は「next」の屋号で不動産仲介やリノベーションを手掛けるALLAGI(大阪府大阪市)の執行役員中古リノベ事業部部長・山野真吾氏のセミナーだ。営業マンが育つ仕組みなどによって、業界未経験の若手社員でもリノベ請負平均単価1000万円弱を実現している。
業界未経験でも高単価受注
定額制プラン3種
next京橋店のショールーム。明るい店内でリノベの可能性を表現
同社は分譲住宅事業や注文住宅事業などを展開し、127億円を売り上げる。中古リノベ事業の前期の売上高は25億9000万円、今期の売上高は35億2000万円を見込む。大阪を地盤に11店舗を展開し、営業マンの9割は業界未経験の若手が中心だ。
「next」の特長はまず、3種類の定額制リノベパックを用意していること。70平米のマンションのリノベの場合、間取りやデザインの変更をしない表層リフォームプランは480万円、間取り変更を伴うプランは756万円、スケルトンリノベーションプランは1120万円。また、顧客がリノベに興味や関心を抱くようにショールームやモデルルームへ案内する。「営業力に関わらず、お客様のリフォームに対する気持ちを高めることができます」と山野氏は語る。さらに、中古住宅の購入費用とリノベ費用をまとめて住宅ローンを組めることも特長だ。リノベ費用がパッケージ化されているため、デザインが決まっていなくてもローン審査時に費用を算出することができる。
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