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ジンジブ、高卒求人の掲載企業が急増

ジンジブ、高卒求人の掲載企業が急増

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高校生の就職情報サイト「ジョブドラフトNavi」を展開するジンジブ(大阪府大阪市)は、建設業をはじめとする掲載企業数が年々増加。同サイトの24年度卒業者向け掲載企業数は1871社と、前年に比べて102社増えた。138社だった17年度から7年で13倍以上に急拡大している。

コストを抑えた採用が可能

ジンジブ 定着支援・育成プログラム「ROOKIE'S CLUB」も実施定着支援・育成プログラム「ROOKIE'S CLUB」も実施

同社は、高卒1年目に特化し、採用・教育・定着のサービスをワンストップで提供。森隆史専務取締役は「大学生と高校生でポテンシャルは変わりません。実社会に出た後、高卒者の方が、大卒者より結果が勝るという事例は数多くあります。高卒者には敬語が使えない、社会経験に乏しいといった面はありますが、これらは研修で補えます」と話す。

年間の就職人数は約60万人。そのうち高校生が約15万人と4分の1を占める。大卒以上に活躍をする人材を18歳で獲得できる可能性は、意外と高い。加えて、同社サイト活用者の1人当たりの採用コストが約50万円と大卒者の2分の1程度に留まる。

ただ、高卒者は、離職率が大卒者よりも高い。3年以内の離職率の統計(厚労省)によると、1年目の離職は大卒が約12%で高卒は約16%だ。しかし、2年目以降はどちらも約10%であり「高卒者は1年目をどう定着させるかがポイント」と指摘する。

こうした状況を踏まえ、同社では高卒新人を対象とした定着支援・育成プログラム「ROOKIE'S CLUB」を実施。1年で12回開催し、前半は社会人の心得からビジネスマナー、後半はPDCAなどを学ぶ。研修料金は1回につき1人3万円で、1社3人以上の場合は2万5000円となる。

同社は来年度以降、高校生へのプロモーション活動をさらに強化。高卒者には一般的ではない第二新卒・既卒生の就職・転職を支援する「ジョブドラフトNext」等の拡大を図っていく。

ジンジブ 画像2森隆史専務取締役

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