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窓リノベ補助金でまたも提出書類改ざん、今度は「新築そっくりさん」

窓リノベ補助金でまたも提出書類改ざん、今度は「新築そっくりさん」

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最大200万円が補助される国の補助金「先進的窓リノベ事業」(経産省、環境省)で、またも提出書類の改ざんがあった。住宅リノベーションのブランド「新築そっくりさん」を手掛ける住友不動産(東京都新宿区)の奈良営業所が工事の完了を偽装。そのため同事務局は12月21日、交付申請を取り消したと発表した。

住友不動産は次のように経緯を説明している。補助金の交付申請の期限内に工事が完了しないことを危惧した同社営業社員は、サッシメーカーの発行する性能証明書を模造した。工事完了後の写真を合成して補助金の申請手続きを行ったが、事務局より取り消された。顧客には補助金相当額を支払った。

同社は、社内調査により2699件中、不正があったのは1件と発表した。そのうえで今後の体制を改めるとしている。「申請業務を営業所ではなく、本部で一括して行う体制に改めます。再発防止を徹底してまいります」(同社広報)

事務局が申請書類の改ざんによる取り消しを公表したのは、小売大手のエディオン(大阪府大阪市)に次いで二例目となる。

なお、同補助金の交付申請は12月31日に締め切る。後続事業「先進的窓リノベ2024事業」は3月中下旬からの申請受付開始を予定する。

事務局が交付申請の取り消しを発表

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※事務局HPより転載

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