住宅の劣化診断のDX化が進んできた。リフォーム売上で国内1位の実績がある積水ハウス(大阪府大阪市)は、戸建て住宅の屋根の定期点検にドローンを活用している。同社では現在600人以上がドローンを操縦可能。2019年に開始した際の操縦士の数は60人ほどだった。北海道を除く全国のアフターサービス拠点でドローンを活用し、点検実施数は昨年7月末時点で1万件を超えた。
ドローンを活用した診断のDX化が進んできた。写真はCLUE提供のイメージ画像
積水ハウスがDXに取り組む理由は、高品質な点検の実現はもちろんだが、業務効率化による人手不足や高齢化対策のためだ。屋根の点検は実際に屋根に上がってチェックをしたり、高所用カメラなどを利用したりすることが一般的。だが、労力がかかったり、専門的な技術が必要だった。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)31面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
1654号(2025/06/23発行)25面