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スペースマーケット、遊休空間の時間貸し取引高48億円超

スペースマーケット、遊休空間の時間貸し 取引高48億円超

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スペースマーケット(東京都渋谷区)は、空き部屋などの遊休空間を時間単位で貸し借りできるプラットフォーム「SPACEMARKET(スペースマーケット)」を提供している。昨年は2014年の創業以来最大となる48億9500万円の取扱高となった。シェアリングエコノミーに注目が集まる今、今後予測される空間シェアの可能性について聞いた。

今年は「おうちシネマ」流行の兆し

流行を作り出す

スペースマーケット 「おうちキャンプ」の空間。椅子やテーブルといったキャンプグッズのほか、大きなスクリーンも完備「おうちキャンプ」の空間。椅子やテーブルといったキャンプグッズのほか、大きなスクリーンも完備

同社の事業は3つ。最も大きな売り上げを占めるのは、プラットフォームサービス「SPACEMARKET(スペースマーケット)」。空き部屋・空き家などの遊休空間をホスト(所有者)がゲスト(利用者)に時間単位で貸すことで収益化できる。利用料金のうち、ホストから30%、ゲストから5%もらうビジネスモデルで、ゲストが趣味やワークスペースに利用するほか、法人が社員の利用を一括管理できる仕組みもある。予約は専用のアプリから簡単にできる。

2つ目の事業は、昨年8月に正式にリリースした「Spacepad(スペースパッド)」。公共施設等の管理者向けサービスで、クラウド型予約管理システムだ。また3つ目の事業として、2018年にM&Aで子会社化した「スペースモール」では、遊休空間の利用方法の提案や運営サポートを行っている。

「スペースモールのM&Aはよかったと思います。スペースを貸し出すホストには、好きで自ら運営したいという方もいれば、不動産投資みたいな感覚で収益化したいという方もいる。そういった方から物件をお預かりして運営するノウハウもあります。また彼らがアイディアを具体化し、流行を作り出す側になっているところも。新しい空間を発明した後、その業態を他のホストの皆さんが参考にして流行る、といった良い流れも見られます」と重松大輔社長は話す。

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