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練馬で苦節30年、単価アップで3割増の年商5.7億円に山口建設【企業研究】

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練馬で苦節30年、単価アップで3割増の年商5.7億円に 山口建設【企業研究】

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東京23区の西端に位置する練馬区は人口約74万人。緑の多い閑静な住宅地で邸宅も多い土地柄だ。山口建設(東京都練馬区)はこの地に根ざして40年余の歴史を持つ地域密着のリフォーム会社だ。二代目で元SE出身の山口博康社長が業務改革を進め、1店舗、17人で6億円近い売上をあげている。

1000万円以上の工事が売上の半分

SE出身の二代目社長が取り組んだ業務改革

山口建設 平均単価は200万円台から300万円台に

同社の2023年度の売上高は5億7000万円。コロナ禍で大きく落ち込んだ2020年度に比べて約4割、前年度比でも2桁を超す伸びとなった。

特徴的なのは大型工事が年々増えていることだ。平均工事単価は2020年度の211万円が昨年には318万円まで上がった。1000万円以上数千万クラスの工事も多く、昨年は年間11件受注。その合計だけで2億9000万円と全体売上の半分近くを占めた。

「一番額の大きかった案件が新築の5700万円、次が4300万円、三番目が3180万円。どちらもリフォームです。土地柄から築50年以上の古民家などを持っており、そこに二世帯で住みたいといったニーズが多い。ところが接道の関係などでトラックが入れず、どうしても建て替えができない。そんなご相談が年間に20件ぐらいあります。結果、それが大型リフォームの受注になるのです」(山口博康社長)

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